Cerrado Protected Areas: Chapada dos Veadeiros and Emas National Parks
マイナー度 ☆☆☆☆
覚えにくさ度 ☆☆☆
行ってみたい度 ☆☆☆
ブラジル

登録基準 (ⅸ)(ⅹ)
2001年登録
オオアリクイ
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2つの国立公園にまたがるこの保護地域はおよそ3000㎢にも及ぶ広大さを誇ります。
「セラード」というのはサバンナ気候の低木地帯や草原のことを意味しています。ブラジルは多雨のアマゾンのイメージも強いですが、このサバンナは気温が40度を超えることもあるためイネ科や低木などの植物が多く、高木がほとんどありません。だから写真のような綺麗な夕陽が見られるのです。

セラードにはこういった景色が広がってる部分があります。
この土の塔は蟻塚で、2万5千塔くらいあるそうです。最大で3mくらいにもなるそうで、蟻の生命力の強さを感じますね。そしてこの蟻塚は岩のように固く頑丈です。そしてこの塔、条件が揃うと夜にライトアップされるんです.

もちろん塔がライトアップされているわけではなく、蟻塚に寄生するヒカリコメツキという虫です。
羽アリを食べるそうですが、その羽アリをおびき寄せるために発光できるようになったらしいです。面白いですね。
そんな頑張って蟻塚をつくっているシロアリを食べにくるのがこいつら。

実はオオアリクイは現在絶滅危惧種に指定されている種であり、その保護が課題となっています。
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蟻塚周りの生態系しか触れませんでしたが、他にも固有種が非常に多く生息しており、世界でも類を見ない独特でスケールの大きい生態系がこのサバンナには存在します。
なかなかアクセスがエぐそうですが、壮大な景色が広がってそうです行ってみたい。
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