マドリウ・パラフィタ・クラロー渓谷

世界遺産

Madriu-Perafita-Claror Valley

マイナー度 ☆☆☆☆

覚えにくさ度 ☆☆

行ってみたい度 ☆☆☆☆

登録基準 (ⅴ)

2004年登録

アンドラ公国

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フランスとスペインの間にある小国、アンドラ公国。公国とは王が君主である王国とは違い、公が君主である国。公とは公爵などの貴族をさすことが多い。世界には3つの公国が存在しており、モナコ公国、リヒテンシュタイン公国、そしてアンドラ公国である。

そんなアンドラ公国の唯一の世界遺産がこの渓谷。実はアンドラの国土面積の10%ぐらいを占めてるのがこの渓谷。豊かな自然が目につきますが、自然遺産ではなく文化遺産での登録がなされております。登録基準(ⅴ)のみを満たすこの遺産には文化的景観の価値が認められました。

文化的景観・・・人間社会が自然環境による制約の中で、社会的、経済的、文化的に影響を受けながら進化してきたことを示す遺産に認められる。「自然と人間の共同作品」的な概念。

このマドリウ・パラフィタ・クラロー渓谷も、人間が自然環境に適応しながら生活を営んできた足跡を見ることができます。700年以上前から人々はこの地に住居を構え始め、この山で採掘できる鉄鉱石をせっせと堀っていました。その鉄鉱石をもとに製鉄技術が発展していき、製錬所跡が多く見られます。

ピレネー山脈はスキー場にもなってるぐらいに冬は余裕で積雪します。フランスもスペインも特に地中海に近い地域では比較的穏やかな気候で過ごしやすいはずですが、わざわざこの渓谷に移住してきた人々がいることが興味深いですね。17世紀ごろには鉄鋼業がピークを迎え、そのあとから徐々に衰退していったらしいですが。

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ハイキングコースなどが整備されている一方、文化遺産的な博物館や展示といった感じの設備はほとんどない?みたいです。自然遺産の基準を満たすには至りませんでしたが、豊かな緑と渓谷らしい涼しげなマイナスイオンの環境は癒されそうです。フランス、スペインの周遊旅行に加えてアンドラという珍しい国もプラスアルファで楽しめるといい思い出になりそうですね。

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