ククの古代農耕遺跡

世界遺産

Kuk Early Agricultural Site

マイナー度 ☆☆

覚えにくさ度 ☆☆

行ってみたい度 ☆☆

パプアニューギニア

登録基準 (ⅲ)(ⅳ)

2008年登録

最も古い農業跡地

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パプアニューギニア唯一の世界遺産。このククという地域にはなんと以上前にまでさかのぼる農耕の遺跡があります。イモ類であったりバナナだったりの栽培がされていたと考えられ、文化的景観が認められています。大昔の時代から、農耕に関わる排水路やその他農具のような石器類も発見されていて、農耕の始まりやその発展過程における研究材料として重宝されているようです。

世界でも最初期に農耕を始めたとされるのにも関わらず、ユーラシア大陸で起こった文明のように国家が形成されるなどの痕跡は見当たっていないそうです。なぜ追い越されてしまったのか不思議ですね。パプアニューギニアの国民性はのんびりおおらかって感じらしいので、古来からのほほんとしていたのでしょうか。

パプアニューギニアには現在も多数の部族が存在しており、人食い族もいるとかいないとか。島国であることもあってかなり独自性に富んだ歴史が島のいたるところで見受けられるようです。

もちろんこのククの農耕遺跡も文化遺産としての価値は高いですが、やはりパプアニューギニアといえば海が綺麗ですね。そっちのリゾートで満喫がてらにこのククへ訪れるぐらいがちょうど良い感じかもしれません。大自然に囲まれていながら文化遺産が一つしかないパプアニューギニア。自然遺産にもなにかしら登録されそうなものですけど、もしかしたら何段階ものステップを踏まないといけない登録手続きで頓挫してしまっているのかしら。国民性的に。

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